ものごとの本質を見失わないように 真実を考える力

多元宇宙統合生命論

ものごとの本質を見失わないように 真実を考える力

ものごとには「目に見えている」部分と、「目に見えない」部分があります。

比率でいえは、目に見えない要素の方が圧倒的に多いということを、
次第に理解できるようになると思います。

例えば、人間関係で悩んでいたとします。
自分が意識している気持ちや感情は、本質から遠いところにあったりします。

意識の自分は、いわゆる思い込みや、思い違いにより、
自分で不安をつくり、悩みを大きくしてしまいます。

そして間違えた対策をとり、問題を大きくすることも良くありますね。

更にいえば、現実に起こっている問題が、もっと深い課題の場合もあるでしょう。

過去世の業が影響していたり、
自分の生命が成長する為の、宿命的なイベントだったりする場合もあるはずです。

私たちは、過去世の生命を引き継いで転生してきています。
だから無意識の内には、過去世の記憶が残っているのです。

もちろんその記憶は、意識の中で、自覚することができないでしょう。
でも確かにある 過去の記憶が、恐れや不安、怒りや悲しみとした感情として、残っていることもあるはずです。

このような目に見えない恐れに対する反応が、無意識で起こります。

それは前世からの 共業を背負った他者に対する、怒りや拒絶などの 負の反応として出てしまいます。

だから過去世と同じような問題を起こし、同じパターンに陥ってしまうのです。

このパターンが、人によって違うだけなのだと思います。

もちろん、このような宿命的な出来事には意味があります。
生命の成長のために、起こるべくして 起きているのでしょう。

それには、過去の自分を一度壊す必要があります。

過去の間違えに気が付き、新しい自分に変わる為に、「破壊と再生」の過程の出来事が起こるはずです。

これらの時期やタイミングは、ホロスコープからも読めるので、
単なる偶然ではないと、実感しています。          

こうした視点に立つと、

目に見えている状況だけで判断していると、本質を見誤ることがわかってきます。

人は、自分で考えて、自分の道を選択し、その道を進んでいくと 決意して生きていきます。
未来を創るのは、「意志」の力です。

しかし、自分で選ぶゆえ、その判断を誤ってしまったら、間違えた道を進むことにもなりかねません。

もちろん人の進む道はたくさんあり、何が正解かは簡単にわかるものでもありません。
でも、間違えている道は、わかるものです。

もし身近な誰かが、明らかに道を誤っていたら、
黙っているのは正義とは言えません。優しさでもありません。

目の前に崖があり、その崖に気が付かずに進んでいる人に、
声をかけないことは、無慈悲どころの話ではありません。

崖に落ちた人が不幸になるだけではなく、
声をかけなかった人も、ずっと後悔し続けるはずです。

現実には、間違えている道を 見抜くことすら難しいです。
正しい道か、誤った道かを見極める為には、目にする世界だけで判断していたら、答えを見誤ってしまうと思います。

人にとっての真実とは何か・・・
真の幸福とは何か・・・
その方向に正しく向かえているのか・・・

他者の心を傷つけていないか・・・
他者の心を癒す道に進めているか・・・

過去と同じ過ちを繰り返していないか・・・
宇宙が与えてくれている 自分の使命の道に進めているか・・・

ものごとの本質を知るということは、決して簡単なことではありません。
人間である以上、誰でも間違えもします。

だからこそ、日々学んでいくことが大切ですね。

大切な人を守るために。
そのためには、自分が日々成長していくしかないのだと思います。