私の生まれた目的☆大切な人との出逢いの意味

私の生まれた目的☆大切な人との出逢いの意味

私たちは、どこから生まれて、どこに還っていくのだろう・・・
私は、何のために生まれて、どういう使命を持っているのだろう・・・
私は、この世界で、なぜこの人と出逢ったのだろう・・・

私たち人間には、人として生まれてきた意味という、根源的な疑問があります。

そして、この疑問を感じる人もいれば、
何も考えずに、目の前の現実だけに生きている人も いるでしょう。

この答えにたどり着く人もいれば、
多くの人は、答えに届かず、未来の世に持ち越すのかもしれません。

私たちの生命の真理と、この世界の真実を、
哲学的、思想的に、思考で感じて生きていく人も いれば、
思考では何も意識せず、知らないうちに 正しい道を歩んでいる人も いるでしょう。

私たち人間は、宇宙生命と同一の生命です。

宇宙生命を 無限に広がる広大な海に喩えた場合、
人間は、波のような存在。
波は海そのものです。海の「働き」についた名前に過ぎません。

人間とは、海の波のように、
宇宙生命という全体の生命に、変化を与えるための存在。

もし宇宙生命が永遠に普遍の存在であるならば、それは死んでいるも同然です。
存在が無いといっても過言ではないでしょう。

地球の海に、波も潮もなければ、生命は生きられません。
そもそも動かない水は、腐ってしまうだけなのと同じこと。

宇宙生命は、常に絶えることなく、変化し続けているはずです。
その変化を与える存在が、私たち人間を代表とする、この世界の生命たちの役割なのでしょう。

だから、人間の人生は平坦な道のりではありません。
楽しいこと、嬉しいこともあれば、時には悩み、苦しむこともあるでしょう。

そして人生に何かしらの不満や困難があるからこそ、
それを乗り越え、成長し、変わっていくことができるのが人間です。

これはイコール、宇宙生命の進化、成長に繋がります。
人間には、大宇宙という広大な海に、変化を起こして 成長させるという役割があるのです。

こう考えると、人間にだけ与えられた、特別な役割であることもわかります。
そして、人の数だけ人生のパターンがあるということは、それだけ多くの変化が生まれることになります。

更には、人間はひとりで生きているわけではありません。
人間には、他者との関係があるからこそ、より人生を複雑にし、変化も大きくなるわけです。

水面に激しく現れた波には、ひとつの固まりともいえる「波頭」があります。
私たちが、この人生で出逢う人たちは、同じ波頭のような存在。

日本人同士といえども、同じ社会としての悩みを共有することから、同じ波頭の存在といってよいでしょう。
同じ時代に生まれてきた人類という単位であっても、大きな同じ波頭としての存在なのかもしれません。

もちろん波頭の中にも、遠い存在と、より近い存在というものがあります。
この人生で出逢う、自分と身近な存在は、波頭の先に一緒に飛び散る「波飛沫」のようなものなのでしょう。
だから人生を共有し、共に関わり合うことで、変化を起こしている存在なのです。

波は、海から激しく飛び出す時もあれば、海に一体化して流れている時もあります。
そして同じ波が、また海から現れ、そして海に溶け込んでいきます。

こうして同じようなリズムを描き、外の世界に現れては、消える・・・
まるで宇宙生命から現実世界に現れては、消えるという永遠のリズムを繰り返すかのように、
前に前にと、続いていくのです。

これが人間の生命の流転の姿なのかもしれません。

私たち人間は、朝起きて活動し、夜には眠りにつきます。
その繰り返しが、人間の一生です。

同じように、人間の生命も、この現実世界に現れては、宇宙生命という全体の生命に溶け込んでいく。
そして、また現れては、還っていくのです。
これが 生死の流転。私たち人間は、まるで波のように 過去から未来へと、輪廻転生していくのです。

こう捉えていくと、私たちがこの人生で出会っている身近な人たちとは、
この人生で、たまたま出会った関係ではなく、
何か同じ使命を持って、何度も何度も生まれ変わり、出会いと別れを繰り返している、
限りなく近い生命なのだということが見えてきます。

これが、人と人の 縁なのでしょう。

私が叶えるべき使命とは何なのか?
大切な人と出逢った意味は何なのか?

自分らしく自然に生きていたら、この答えにたどり着く人はいるに違いありません。

しかし人間は、目先の欲に走ってしまったり、目に見える現実に、心を惑わされてしまうものなので、
思考をし、真実の答えを探究していくことで、
答えにたどり着く 確率を 高めていくこともできるはず。

私たちの生命の真理とは?
私たちが生きている、この世界の真実は?

これから、さらなる探究を始めていきましょう。