遠隔ヒーリングは量子もつれ?

科学/心理学

遠隔ヒーリングは量子もつれ?

皆さまは遠隔ヒーリングはご存知ですか?
遠隔ヒーリングとは、遠く離れた人にエネルギーを送ることで、心や肉体を癒すだけに限らず、本格的な治療を行うこともできます。

今ではオンラインセッションが進んでいるため、遠隔ヒーリングのニーズもどんどん高まってくると思われます。

この遠隔ヒーリングは、量子論でいうところの「量子もつれ」を活用した、量子テレポーテーションの一種ではないかと考えられるので考察してみましょう。

まず遠隔ヒーリングそのものを否定する方もいるでしょう。そんなことはできないと。実際に、科学的な根拠で説明できるものではないと思います。

私は、遠隔ヒーリングは何度か体験しているので、理屈うんぬんは抜きにして、疑う余地はありません。
ある時、ギックリ腰で、立ち上がることができないばかりか、寝返りすらうてない状態だったのに、ものの数分の遠隔治療で、すぐに歩けるようになったこともあります。この体験が一番衝撃的でした。
また、遠隔ヒーリングを習う機会もあり、離れた人の不調や痛みを取り除くことも体験できました。私のような 知識も技術もない素人ですら、コツさえわかれば誰でもできるんだというのが感想です。

さて、量子もつれの関係を持った、電子や光子などのペアの素粒子は、どんなに遠く離れた場所であっても「同時に現れ」一方の素粒子の動きに、もう片方も依存するという性質があります。
例えば、一方の素粒子が上向きのスピンをしたら、もう片方は瞬時に下向きのスピンになるという現象が起きます。

この仕組みを活用したのが、量子テレポーテーションです。
テレポートといっても、ある量子が、離れた場所に瞬間移動するようなものではありません。
ペアになった素粒子の一方を観測することで、離れた場所にある ペアの素粒子の状態が確定する時、あたかも遠隔地に素粒子が突然現れたように感じることから「テレポーテーション」と名付けられたそうです。

近年になり、素粒子のレベルでは実験がいくつか成功しており、原理の正しさは証明されています。
そして量子テレポーテーションが通信技術に使えないかと注目されており、実験が成功したとの話も聞くようになってきています。

もしこの技術が実用化された場合、リアルタイムに高品質の通信が可能になりそうです。
また従来の電波を使った通信が抱える問題も解消しそうです。
電波は目には見えませんが、存在を科学的に確認できる、あくまで三次元の現象です。それゆえ、通信状態を良くしようとすればするほど、電磁波による健康リスクが高まります。
今はまだ科学的な根拠が薄いと野放しにされていますが、多くの人が悪影響を体感で感じているはずなので、これからの時代の大きな課題になるに違いありません。
しかし量子テレポーテーションを使った通信の仕組みを考えたら、こうした影響から解放される可能性が期待できます。

さて、遠隔ヒーリングは、量子テレポーテーションの活用でないかと考えられます。
少なくても、量子もつれの仕組みから、遠隔ヒーリングの存在を説明することはできます。

だからといって、遠隔ヒーリングが科学的に実証されているかどうかは別問題です。
なぜなら、遠隔ヒーリング自体の仕組みや、メリット・デメリットが何も解明されてないからです。

私は、遠隔ヒーリングを自分で行おうとは思いません。わからないことだらけだからです。
仮に、遠く離れた人の体の不調や痛みを改善できたとしましょう。実際にできますが。
これは、遠く離れた人の体調を壊すこともできるということです。
いわゆる「呪い」のたぐいが、世界各地に存在するのが、何よりの証拠ですね。

また、遠隔でエネルギーを送った場合、相手のエネルギーが高まったとして、送った側のエネルギーが減ることはないのでしょうか?
逆に、相手の負のエネルギーとかの影響をもらうことはないのでしょうか?

結局、科学的には何もわかってないのです。
もちろん、しっかりとした経験則を持つ 本物の術者はいるかと思いますが、
素人が安易に手を出す前には、一度立ち止まって考えることをお勧めします。

仏教にも神通力という概念があります。人智を超えた不思議な力と捉えていいでしょう。
そして修行僧は、何年、何十年かけて下積みの修行をさせられて、最後の最後に神通力の使い方を教えてもらえるというような話を聞いたことがあります。

遠く離れた人の状態を操れるような力を、
もし「自分のため」に使われたら大変です。体調を害されたり、いわゆる洗脳される可能性すらありますから。
だから「自分の欲」などを徹底的に捨て去ることを目的に、膨大な月日をかけて修行をし、
純粋に「他者のため」の心だけになれた時、このような力を授けられるのではないかと受け取りました。

ところが、釈迦の人生を学べば、別の疑問が生まれます。
釈迦には、神通力のような不思議な力を使って、人々を救っていたような記録が見当たらないのです。
むしろ釈迦の人生は、ひたすら「法を説いていた」人生、今の言葉でいえば、「対話」の連続だったようです。

結局、どんなに修行をしても、自分の欲を完全に捨て去ることなどできないから、神通力のような力は、誰もが使っていいような力ではないと捉えられます。

心の仕組みを考察すると、
宇宙生命としての心から、「個」の生命の心が生まれます。仏教でいえば末那識の役割がこれにあたります。
そして自我、つまり「自分は自分」「自分は他者とは違うんだ」という心が芽生えます。

自我は、ある意味では他者の心が入ってこないようにする バリアの役割もあると思います。
よく 宇宙と繋がるためには、心のバリアを外すみたいな話がありますが、これは昔からあった方法だと思います。
いわゆる一種のトランス状態になったら 自我が外れるはずですが、
昔は、現代の法律では禁止されているような方法を 用いていたと思われますね。

遠隔の人と繋がるということは、理屈的には可能のはず。元々は宇宙生命として「ひとつ」なので。
でも、相手の心の扉を開けるためには、こちら側の扉を開ける必要もあるはずです。つまり、相互にエネルギー的な影響も全く無いとは考えにくいです。

占星術では、おうし座のエネルギーが高い人は、すごく現実的で、五感を使って自然を楽しんでいるかのような印象があります。
おうし座さんは、一見、スピリチュアル的な関心や能力は薄いように思えますが、実際はそんなことはありません。むしろ「他者の心」を読む力に長けているようです。読んだ根拠を言語化するのは苦手なようですが、なんとなく、直感的に、人の心を読む力があるのでしょう。

これは、おうし座の対極にある、さそり座の過去世を体験してきたからと 読めます。
さそり座さんは、パートナーとの絆を何よりも大切にするので、恐らくは過去世で、「間違った方法」でパートナーとの心の融合をしてしまったはず。結果として「自分と他者」という壁が崩れてしまい、健全な心を壊してしまった 過去世のストーリーが浮かんできます。
だから、今世はおうし座として現実世界をゆっくりと楽しんで、壊れた自我を取り戻そうとしていると読みます。
もちろん、おうし座さんにとって 見えない心を読む能力は、過去世からの得意分野ですから。

こうして色々な観点から見ても、遠隔ヒーリングには、科学的にわからないことが多すぎる故に、リスクがあることは事実だと思います。

それでも科学的に仕組みが解明され、安全性も確保された量子テレポート技術を活用した 遠隔治療などが確立される日も 遠くないような気がしています。

どんなに優れた科学の発見でも、それを使う人間によって、世の中が便利にもなれば、悪用もされてしまいます。
だからこそ、いつの時代でも共通した課題は、人間の心を磨くことなのかもしれません。

正しい使い方さえしていけば、世の中が劇的によくなっていくのも間違えないので、
明るい希望を、未来に描いていきたいですね。